漁師が教える日本一うまい「魚の食べ方」―同じ魚でもどうしてこんなに違うのか! (王様文庫) (文庫)
漁師が教える日本一うまい「魚の食べ方」―同じ魚でもどうしてこんなに違うのか! (王様文庫) (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
「漁に出た漁師」が満喫した沖料理―。「漁を終えた漁師」が堪能した浜料理―。漁師の料理は、いつも簡単で激旨。本書では、その中からさらに「簡単」にできて、「旨味」たっぷりで、「旅情」まで味わえて、しかも「意外に安上がり」な「目からウロコの食べ方」を紹介。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野村 祐三
1945年、中国太原市生まれ。40年をかけて、日本全国の主だった漁港、浜、さらには、日本各地の漁師を精力的に取材。魚料理、漁師料理の第一人者である。水産ジャーナリストの会、食生活ジャーナリストの会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
漁師じゃないけど漁師料理の美味さはわかります。
って、いきなり何を言っているのか?と言う感じですね。
ごく私ごとになりますが、出身が漁業が盛んな県だったので、こういう文庫を見るとついつい読んでしまうんですね。
人気があるのか無いのか、未だに現時点(2009年7月半ば)でも中古商品が出ていないのが気になりますが、そういうところは無視してレビューしますよ!!
さて、漁師料理と聞いて皆様が思い浮かべるものは何でしょうか。
別に、すべての漁師が船上で獲れたてのカツオやサヨリをさばいて、グヘヘと笑いながら焼酎をすすっているわけではないです(当然か)
私も何冊か、「漁師直伝の〜」や「魚料理の〜」といった本は持っていますが、内容が結構、みんな仰々しいというか、「それ、本当に自宅でいちいちやんの?手間とか考えないの?え、アホなの?」的な豪勢かつ作るのが大変そうな料理が多いです。
たま〜にムニエルや、トマトジュースとタバスコを混ぜたソースに湯でエビを浸すだけのカクテルとか、簡単そうなものもありますが、そういうのはあくまでも洋風な印象も否めません。
あー、なんかこう、簡単かつ滋味あふれる、磯臭い料理ばかr紹介したものはないかね......としょんぼりと書店をうろついていたら、ついに発見したのがこの一冊だったわけです。
内容はとにかく、簡単なものから結構コアなものまで(素材入手が大変?ホヤなども美味しいですが、東北以北じゃないと美味しいものは手に入りづらいですからね)、幅広く網羅しております。
文庫なので、そこまでどばーっと紹介されているわけではありませんが、そのおかげで粒よりなものが揃っている感もあります。
食材も、手近な魚もそうですが、「カガミダイ」や「ホヤ」などと言った、「なにそれ」なものも紹介されており、漁師本の魅力である「普段手が届かないけど、見てると斬新なものが多くてワクワクしてしまう!」といったエンターティメント性を含んでいるところも好印象です。
内容紹介として、ひとつあげさせていただきますと、
1、赤身の刺身をご飯茶わんに盛る。
2、上からアッツアツのご飯を盛る。
3、しばらく放置して、刺身が半蒸し状態になったら、醤油をまわしかける。
4、すきなだけぐちゃぐちゃするも良し、そのまま食べるのも良し!とにかく食え!!!
と言ったものがあります。
ねこまんまをはるかに凌ぐワイルドっプリにびっくりですね。
この食べ方の何に感動したって、自分も昔、まったく同じ食べ方をしていたからです(今では行儀悪そうなのであまりしないですが)
新鮮な赤身であればあるほど美味しいのも条件ですが、この手軽さ、迅速さ、でもひと手間かけてる感じがグッときますね!
そして、確かにこの本は、魚が美味い土地で何気なくやられている家庭料理(料理というかも最早不明なものもありますが)を紹介していると、確信したわけです。
写真も大きく、沢山掲載されており、料理の手順も簡単かつポイントを押さえた手短なものになっております。
見ているだけで面白い文庫料理本の入門書として、ふさわしいのではないでしょうか。
※他にも、オススメ本として本山賢司の図解 焚火料理大全 (新潮文庫) (文庫)や、檀一雄の檀流クッキングなんかも良いですね。 図解 焚火料理大全 (新潮文庫) (文庫) については、このブログでもレビューがありますので、興味を持たれた方はご覧ください。
勿論、上にあげた代表料理で解る通り、京都や銀座の料亭で出てきそうにないワイルドなものも紹介されているわけですから、そういう料理に対して「下品ザマス」と感じる方には、あまり満足できない一品かもしれないですね。
そういう方にはオススメ致しません、今度、「嵐山吉兆夏の食卓 (単行本) 」のレビューもしようと思っているので「上品で、生臭さなんて微塵もなくて、でも美味いっちゃ美味い」な料理が沢山載っていますから、そちらをご参考になさってください。
あ、ほんとに美味いですよ赤身の刺身のご飯蒸し。
私はこれに薬味とか、お湯を注いで御茶漬け状態で食べるのも好きです。
チャレンジジョイ!!
(途中から本と言うよりも、好きな料理のレビューになりつつありますね......すんませんでした)
漁師が教える日本一うまい「魚の食べ方」―同じ魚でもどうしてこんなに違うのか! (王様文庫) (文庫)
漁師が教える日本一うまい「魚の食べ方」―同じ魚でもどうしてこんなに違うのか! (王様文庫)
書評ブログ
HOME
古本高価買取
(C) 2011 1日1話!古本屋店員が本音で語る書評ブログ